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シリコンを用いた乳房形成手術において、術後の形態を予測するシステムの開発

正常の女性においては左右の乳房の大きさはだいたい同じですが、乳癌により部分的に乳腺を切除した結果、左右の乳房のかたちが非対称になる場合があります。また、生まれつき乳房のサイズに大きな左右差がある方もいらっしゃいます。こうした方々に対する治療として、シリコンでできたインプラントを乳腺下に埋入する手術が行われます。

乳房シリコン形態予測 1

シリコンインプラントを用いた乳房形成手術は、理屈としては とても簡単ですが、
良好な結果を出すことは必ずしも容易ではありません。

乳房シリコン形態予測 2

なぜなら、シリコンインプラントを挿入する位置に応じて乳房の形態が変化するからです。
インプラントを少し上の方に挿入した場合には乳房は若干下を向きますが、
下の方に挿入した場合には乳房は上を向きます。
乳房の形態には大きな個人差があります。したがって、良い手術結果を得るためには、
個々の患者さんについて乳房の入れる位置を念入りに調整する必要があります。
このためのプラニング方法を開発するプロジェクトを行っています。

乳房シリコン形態予測 3

まず、患者さんの胸の形を的確に把握します。
MRIやCTを用いて、おのおのの患者さんの胸につき、
立体的な構造をデータとして取得します。

乳房シリコン形態予測 4

さらに、皮膚・乳腺組織・脂肪組織の硬度ならびに伸展性を勘案した3次元力学モデルを作成します。
このモデルを用いた計算により、インプラントをどの部分に挿入すれば
その患者さんについて最も美しい乳房の形が得られるのかを解明することができます。

乳房シリコン形態予測 5

乳房シリコン形態予測 - 上目結果動画

乳房シリコン形態予測 - 下目結果動画

インプラントを埋入する位置に応じた乳房の形態変化を示すアニメーションです。
インプラントを入れる場所によって、胸の形がどのように変化するのかがよくわかります。

本プロジェクトの成果発表(主要なもののみ抜粋)
本プロジェクトにおいて開発した手法については、現在特許申請の準備中です。ゆえに論文発表は行っていません。

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慶應義塾大学 形成外科 医学-工学 研究グループ

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