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顔面骨整復固定における、効率的な治療法の解明

顔面骨整復固定 1

交通事故やスポーツにおける事故などで顔面の骨が骨折し、正常の位置からずれる場合があります。
こうした顔面骨の骨折に対しては形成外科や耳鼻科において手術治療が行われます。

顔面骨整復固定 2

手術においては、ずれてしまった骨片を正しい位置に整復し、正しい位置で固定します。
この固定には小さな金属製プレート(左)やワイヤー(右)が用いられます。

顔面骨整復固定 3

折れてしまった骨片を固定するにあたっては、出来るだけしっかりとした固定を行うことが必要です。
食事をしたり表情を作ったりするのに伴って顔面の骨には外力が作用しますが、こうした外力の影響を受けるために、少しずつ固定した骨がずれてゆく場合があるからです。
固定の方法にはいくつか方法がありますが、個々の患者さんに対して、力学的に最良な方法を講じる必要があります。

顔面骨整復固定 4

そこで3次元グラフィックモデルを作成し、力学計算を行います。
この計算を行うことで、どのように骨片を固定するともっとも安定するのかを評価することができます。

顔面骨整復固定 5

5キログラムの力でものを咬んだときに、骨を固定しているプレートの周辺に加わる圧力について、コンピューター解析を用いて計算した結果です。発生する圧力が小さいほど、固定法としては優れていると言うことができます。

顔面骨整復固定 6

以上述べたように、固定法の選択がいくつかある場合に、どの方法を選択すべきかを検討することはとても重要です。 私たちの研究グループは顔面骨骨折の治療を行うに際し、力学的検証を取り入れた手術計画を採用することによって良好な成績を得るように努力しています。

本プロジェクトの成果発表(主要なもののみ抜粋)
Nagasao T, Miyamoto J, Tamaki T, Ding W, Jiang H, Nakajima T.
Combined fixation with plates and transmalar Kirschner wires for zygomatic fractures. Scand J Plast Reconstr Surg Hand Surg. 2009; 43: 270-278.

Nagasao T, Miyamoto J, Tamaki T, Kawana H.
A Comparison of Stresses in Implantation for Grafted and Plate-and-Screw Mandible
Reconstructions. Oral Surgery, Oral Medicine, Oral Pathology, Oral Radiology and
Endodontology 2010; 109: 346-356.

Nagasao T, Itamiya T, Miyamoto J, Shimizu Y, Ogata H, Jiang H, Ding W, Kaneko T.
Not Only "Nurture", but Also "Nature" Influences Outcome of Zygoma Repair Journal of Plastic, Reconstructive Surgery and Hand Surgery (in press)

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慶應義塾大学 形成外科 医学-工学 研究グループ

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